厚生労働省は、令和元年(2019年)8月9日、「平成30年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数」を取りまとめました。
これによると、ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数は、平成30年度(2018年度)においては6,811件で、対前年度比20.0%減となり、平成27年度から4年連続で減少しています。
申出等を内容別に分類すると、「賃金に関すること」(30%)が最も多く、「就業時間に関すること」(23%)、「職種・仕事の内容に関すること」(17%)が続いています。
ハローワークでは、求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に関する相談を受けた場合には、求人を受理したハローワークと連携して、すぐに事実確認を行い、事実確認の結果、求人票の記載内容が実際の労働条件と異なっていた場合には、是正指導を行っています。
平成30年度の求人票の記載内容と実際の労働条件が異なっていたのは、2,967件だったとのことです。
ハローワークでは、引き続きこうした事実確認と是正指導などの対応を徹底することで、求人票の記載内容が適切なものとなるように努め、求職者の期待と信頼に応えられる職業紹介などを行っていくこととしています。
求人票を提出する企業は、法令を遵守して、適切に記載する必要がありますね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<平成30年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06139.html